水曜日の備忘録

ブラジリアン柔術のテクニック備忘録

初めての試合1 〜試合直前まで〜

はじめて試合にでてみた

私が所属しているチームと、別の道場チームとで交流戦が行われることになり、

私は相手チームの白帯Gさんと対戦することになったので、その時の記録。

 

 

練習試合へのお誘い

お世話になっている先生から

「練習試合に出てみない?」

というお誘いがあった。

どうやら仲良しの柔術チームに私と同じ階級で、同じくらいの年齢の白帯がいるらしく。

これは面白い対戦カードになるだろうということでお誘いが来たのである。

柔術を始めて約半年になる私は、そろそろ試合に出たいとは思っていたので

二つ返事でokをしてしまった。

 

下馬評

対戦相手はG氏というらしく、私自身は直接会ったことがなかった。

そこでチームメイトから情報を集めると下記の通り。

「動きは早い」

「ボクシング経験者」

柔術歴は2年」

「身長170くらい細身」

「イケメン」

そして、全員が口を揃えて言っていたのが。

「たぶん、いい勝負になると思う」

 

メンタル面(試合1ヶ月前)

上記の話を聞いた私は、正直なところ、

「まぁww余裕で勝てるやろ^^」

と思っていた。

というのも、高校〜大学と弱小校ではあったが真面目に柔道に励み、それなりに寝技のキャリアもあるつもりだった。

また、何よりも、柔道をやっていた時の乗り越えた修羅場の数、ガチ試合に対する経験の差はそう簡単に覆るものではないと考えていた。

「まぁ、ボクシング経験者ってことはスタミナとスピードは厄介かもしれんが、わいの寝技テクでサクッと絞め落としてやるぜ^^」

くらいに思っていた。

 

 

メンタル面(試合1週間前)

「負けるはずがない」という謎の自信から、悪い意味で緊張感なく過ごしていた。

ただ、少なからず試合の事は意識していたのだが、「どの技で仕留めてやろうか」「どんな面白い技を使ってやろうか」と。

カッコいい勝ち方を妄想するという愚行をしていた。

ちなみに、私が脳内シミュレートしていた勝ち方は。

・リバースデラ(スパイラル)からの潜りでのバックとり(キス・オブ・ザ・ドラゴン)からの締め

・デラヒーバからのバックとりからの締め。

・デラヒーバからの体制を崩してのカントチョーク

見るものを沸かせる試合にしようと企んでいた。

 

メンタル面(試合前日)

この時点に来て、ようやく緊張してきたのを覚えている。

ただ、その緊張の根源は

「白帯の雑魚に負けたら恥だわ、、万が一負けたらどないしよ、、」

という、あくまで上から目線の緊張であった。

デラヒーバ関係のスイープ動画をユーチューブで漁ったり、柔術ルールの復習をして緊張を紛らわしていた。

 

試合当日

試合会場は都内の某柔術道場。

あまり広くはなく、試合場も通常の半分くらいである。

柔術の試合は初めてではあったが、流石は柔道で試合慣れしたおかげか、

適度な緊張感を感じつつも、比較的にリラックスしていた。(と思う)

会場を見渡して、白帯を巻いた高身長と噂のG氏を探してみると、、

 

いた。

 

というより目があった。

 

相手チームには白帯が二人しかいないため、すぐにわかった。

お互いに会話はしていないが、

「こいつが今日の相手か、、」

と通じあうのを感じた。

 

試合前のアップには応援に来てくださった道場の先輩に付き合ってもらい、

ライトスパーをゴロゴロとやっていた。

ただ、G氏からの視線をヒシヒシと感じたので、

普段、使わない技ばかりを試していた。

試合前に手の内を晒したくはなかった。

 

次回 試合編